「ホテル・ルワンダ」という映画があります。
舞台は民族対立から60万とも100万ともいわれる大虐殺が起こった1994年のアフリカのルワンダ。
主人公は外資系最高級ホテルの副支配人。彼の勤めるホテルに虐殺を逃れた人々が続々と逃げ込んできます。その数なんと1200人(!!)
そしてホテルの外には今にも突入しようかと虐殺側の民族の兵士達が!!。
主人公の武器は長年のホテルマン稼業で培ったノウハウのみ。
これまでか・・・orz しか-し!!男は立ち上がる!「ホテルマンとしての誇り」を胸に!!
どう?面白そうじゃありません?実際海外での評価は高くて
ニューズ・ウィーク 「とてつもなく心をつかまれる物語」
ニューヨーク・タイムズ 「感情と涙腺を揺さぶられること間違いなし」
USAタイムズ 「今年最もパワフルな感動作」
と、絶賛の嵐!
アカデミー賞主演男優、助演女優、脚本賞ノミネートなどなど各映画祭でも軒並み高評価!
しかも驚くべきことにこれ実話!
おぉ~!!これは必見だな!よっしゃ!で、いつ公開されるん?
・・・これが日本では公開されないんですよ奥さん・・・・_| ̄|○
理由はいくつかあって、まずは「ルワンダの大虐殺」という日本人には疎遠で重すぎる(と考えられてる)テーマ。
これでは客は呼べんだろうという判断のようです。
とはいえ、娯楽映画としても素晴らしい出来だという話だし宣伝次第だと思うんだがなあ・・
そしてキャストが地味だという事。
実際製作段階で製作会社からは主人公のホテルマンにはデンゼル・ワシントンやウィル・スミスのようなスター俳優の起用を提案されたようです。
しかし監督はこれを断固拒否。
まあ、確かにデンゼル・ワシントンじゃマッチョでヒロイックになりそうだし、ウィル・スミスじゃねぇ・・
あくまで主人公が「普通の人間」であることが肝みたいですし。
もうひとつは評価が高い映画であるがゆえ値が上がってしまったという悲劇。
ようするに重いテーマで地味な俳優。しかも値が張る。いくら出来が良かろうがこんな映画じゃ商売できませんわ。うちらボランティアやってんじゃねえんですから。・・ってことでしょうかね。配給会社としては。
はぁ~・・・仕方がないな・・DVDで発売されるのを待つか・・・
ってのが、この手の話のお決まりのコースなわけですが、「ホテル・ルワンダ」に関してはそうはなりませんでした。
「この映画を映画館で観たい!!」という有志がネット上で集まり「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」を設立、サイトを立ち上げ署名活動を開始しました。
この動きの面白い点は配給会社に対して「これだけ署名が集まってますよ?これだけ「ホテル・ルワンダ」を観たいって人がいますよ?商売になりますよ?売れますってこの映画!」という展開に持っていこうとしてる事。
どうしても署名運動とかいうと懇願するとか圧力をかけるとかそんな意味合いが強くなりがちですもんねぇ・・
ってことでこのブログのサイドバーにもそのサイトのバナーを貼らせて頂いてるわけです。
一応署名もしましたです。ハイ。
でももともとこういう運動っぽいものというか、そういうの苦手な人間なんで「オレが出来るのはここまでかなあ・・」とも思ってました。
そして「意外とというか、かなり閉鎖的な世界だから正直これで配給会社が動くかどうかは微妙だろうなあ・・」とも。結局のところお金の問題ですしねぇ・・。
そんなこんなで、いつものように「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」の活動の進展具合を報告するブログを見に行ったらそこに聞き覚えのある名が!
この活動に対して映画関係者からの反応が殆ど無かった段階で、いち早く関心を示しサポートを表明した映画館があったそうです。
その映画館の名は「立川シネマシティ」!!偉い!素晴らしい!カッコイイ!!
このことが五里霧中、手探り状態で活動をしていた「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」の方々に大きな勇気を与えたのは想像に難くありません。
しかもね、この映画館、実を言うと私の行きつけなんですよー!
なんか嬉しいですよ。自分がよく行ってる映画館がこんなに男気(?)溢れるとこだったなんて。
って事でほんの微力ですが、ここで立川シネマシティの宣伝をやっちゃおう!と。
まずはこの立川シネマシティの売りはなんといっても日本トップクラスの音響設備!
THXシアター!!
KICリアルサウンドシステム!!
全館デジタル対応!!
・・・って、正直メカに疎い私は何のことやらさっぱりなんですけど(苦笑)
でも、この音の素晴らしさは体験してみればすぐに判りますよ。
他の映画館とは全く違いますから。特にあの重低音の凄さは・・・って言葉じゃ説明できないのがもどかしい!(笑)
なんでも、「出来るだけ良い音で映画は観たいから」と、わざわざ立川まで遠征される映画ファンの方もかなりいらっしゃるとか。気持ちは良くわかります。それだけの価値がありますもん。
またここが素晴らしいのは映画を見る環境にも配慮した工夫の数々。
ゆったりとした座り心地サイコーのソファ、「前の奴の頭が邪魔で見えねええ!!」なんて事が無いように計算された座席配置。
個性的でなおかつ落ち着いた雰囲気を演出するデザイン。
いや、本当に素晴らしい映画館っスよ!!
是非多摩地区の方は映画観るなら立川シネマシティへ!
他所の方もお近くにお立ち寄りの際は立川シネマシティへ!
立川シネマシティバンザーイ!×3
・・・というネタをですね、9月ぐらいから書こう書こうと考えてたんですが、ズルズルと先延ばしにしちゃってました。
ゴメンね_| ̄|○
しかし、その間に嬉しい知らせが!!
いや~・・めでたい!よかったよかった!
最近出色のスカッとするニュースでしたね、これは!
「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」の皆様、本当におめでとう!
おぉ、珍しくSACじゃないネタじゃないですか(笑)
それも『ホテル・ルワンダ』。映画に疎い私でも耳にしたことがあるので、興味深く読ませいただきましたが、そうですか、そんな事情で公開されていなかったんですね。
名が売れるのも善し悪しですなぁ。
それを日本公開決定にこぎ着けるとは、う〜む、おそるべし映画好きのチカラ!
投稿情報: 3wayama | 2005年10 月15日 (土) 17:58
3wayamaさん、どうもー!お世話になってます!
おぉ、珍しくSACじゃないネタじゃないですか(笑)
ねえ?(笑)
いや、キングスネタ以外でも結構書きたい事が溜まってるんですけどねー
ただ、そこまでなかなか余力が無いというかなんというか。
でも、こういうのは良い気分転換になるのは確かッスね。楽しかったです。
また今度は近いうちに書きたいなあ・・と思ってますです。
それを日本公開決定にこぎ着けるとは、う〜む、おそるべし映画好きのチカラ!
ホント、凄い事ですよこれは。
あとはこれでヒットしてくれれば、言うことナシなんですけどね。
投稿情報: mugi | 2005年10 月16日 (日) 08:55
この映画のことは気になっていたので公開が決まってよかったです。
立川は昔職場があったのですが、一度しかシネマシティには行っていません。
が、久しぶりに行ってみようと思います。
投稿情報: teshi-hi | 2005年10 月18日 (火) 10:06
teshi-hiさん、どうもー!いらっしゃいませ!
いや、ホント公開が決まって良かったです。
内容に問題があるとかならともかく上に書いたような理由で優れた映画が公開されないなんて事は本来あってはならないことですからねぇ・・。
立川は昔職場があったのですが、一度しかシネマシティには行っていません。
が、久しぶりに行ってみようと思います。
おぉ!!是非是非!!
現在新設された「シネマ2」も稼動中でこっちがスゲエおすすめですよー!
私は近々「ティムバートンのコープスブライド」を見に行く予定です!
大好きなんですよティム・バートン。
投稿情報: mugi | 2005年10 月19日 (水) 21:02