何人かまだ未決定の選手はいるものの、FA戦線もほぼ終了の時期になってきました。
各メディアのこのオフの評価を見てみると、キングスに対するものは総じて高いものになってますね。
オフの大まかな流れは、ドラフトでのガルシア指名~モブリーの放出~ボビー+タグ⇔ボンジのトレード~二順目指名権⇔ハート~ラヒムの獲得~エバンス、ソンガイラの放出。で、現在に至るって感じですかね。
もちろん私もこのオフのキングスの動きは十二分に評価できるものだと考えてます。
特に来シーズンで契約の切れるハート、ボンジそしてミドル枠でラヒムとサラリー的にリスクの少ない補強で期待の持てるチームを作る事が出来たのは喜ばしいことですし、正直ホッとしています。
で、「チーム状態が悪いときはポジティヴ!ポジティヴ!に。良いときはネガティヴ気味に」がモットーの私としてはちょっとネガティヴに行ってみようかと。
まず今のキングスを見て一番の不安は言うまでもなくディフェンス。
特にスターターはちょっと、というか相当に怖いですねぇ・・・・。
ボンジを除く4人はかなりソフトですよこれ。
ブラミ、ラヒムのインサイドのディフェンスなんて想像しただけで総毛立ちモノなんですが。(苦笑)
そしてもうひとつ心配なのはサイズ。
この問題は結局このオフでは解決できなかった印象が強いです。それどころかタグを放出したことで後退してるとも言えるわけで。
ブラミがファールトラブルになったとき、故障で離脱するようなことが起こったときどうするか?もちろんスキナーが頑張ってくれるんでしょうけど、サイズ不足の感は否めません。
サンプソンやキャンプ参加のビッグマンたちに多くを望む訳にはいかないですからねぇ・・。
ジェローム・ジェームスごとき(失礼)にやられまくったPOの悪夢の再来の可能性は高いでしょう。
そしてオフェンス。
前に述べたディフェンス、そしてサイズの不安というものを打ち消すだけのインパクトが名前を見ればあるのは事実です。ビビー、ブラミ、ペジャにラヒムとボンジが加わるわけですから。
ただそれも機能すれば。の話。
ぶっちゃけ一昨シーズンウェバーが復帰して以降現在まで、オフェンスが正常に機能してた時期なんて殆ど無いと私は思うんですよねぇ・・・ちょっと厳しすぎるのかもしれませんけども。
いやもちろん短いスパンでは安定してるときもありましたが、どうもね・・・心配です。
特にビビーとペジャ。
2人のあいだに相性の良さというものを感じることがこれまであまりにも少なかった。ということが私を不安にさせます。
あいだにディバッツがいたときはうま~くいってたと思うんですけどねぇ・・。
来シーズンここがグルーヴしないようだと厳しいっスよ・・ホントに。
キングスオフェンスのエンジン部分を担うことになるわけですから。
あ、ブラミに関してはあまり心配してないです。
良くも悪くも淡々とやるべきことはやってくれるんじゃないかと(苦笑)
そしてもうひとつもしかしたら最大の不安点かもしれないロッカールーム。
先ほど行われた世界選手権の欧州予選で、セルモンがまさかの大惨敗を喫しました。
ペジャが不参加、各国のレベルアップという要素があったとはいえ、依然抱えてるタレントは世界トップクラスだったはずなのに。
HCが敗因に挙げていたのはチーム内の人間関係。
これがかなりボッロボロだったみたいッスね。あちこちで殴り合いが勃発する事態だったとか。
セルモン代表は前回のインディアナで行われた世界選手権でもラドマノビッチがペジャに対するジェラシーからエゴイスティックなプレー、態度に終始してチームが大きく揺らぐなどもともと問題の多いチームだったわけですが。
そこを上手く収めていたのはもちろんディバッツ。そしてディバッツが代表を離れた五輪、そして今回の欧州予選とセルモンは急降下しています。
ロッカールームってのは大事だなぁ~と改めて感じますねぇ。
振り返ってキングス。
今のキングスのメンバーを見ると殴り合いが起こるほど荒れるとはもちろん思いませんが、逆にちょっとおとなしいというかリーダーシップが足りなさ過ぎる印象は受けます。
ファンディを手始めに(仕方なかったこととはいえ)ロッカーで良い影響を与える選手達を次々とキングスは手放してきました。
このオフもボビー。彼もロッカールームが得意な選手でした。そういう面からも彼の放出は痛いです。
そして(意外に?)明るい性格と当然あったであろうPTの不満を態度に出すことなくチームのサポートに回ってくれることでチームの雰囲気良化に貢献してくれていたタグ。
正直、今のキングスには静まりかえってるロッカーで一人しゃべり倒してるボンジ。って寒い絵しか私の頭には浮かばないんですが(苦笑)
・・・・・ぐはぁ~疲れた!やっぱネガティヴシンキングは疲れますな。
「じゃあ、そんなこと止めればいいのに」ってツッコミが入りそうですが、全くもってその通りっス(笑)
ってことでこの項はまだ続きます。
次回は~ポジティヴ編~ってことで。
mugiさん、こんにちは!
mugiさんのネガティブ意見を読んでいると、かなり不安になってくるんですけど・・・(笑)
たしかにディフェンス、ロッカールームはかなり不安ですよねー。
ただ、去年の今頃のロスターに比べれば、ディフェンスできる選手も増えましたし。。。(くっ苦しいか?)
ビビーとペジャ。
これはどうなんですか?
ディバッツがいなくなってペジャへのボール供給がうまくいかなくなってたことは事実ですが、
いくつか理由があるように思うんです。
・昨年の序盤はビビー&ウェバー2メンゲームにかなりの偏りがあった(システム上?)
・ウェバーのトレード後、ディバッツの役割をブラミが担えばでうまくいくか?と思ったのですがすぐ故障。
・キングスのシステム上、PGがカットしていって、3Pライン付近で待つペジャへのキックアウトという場面が少ない。
やっぱり、基本はピック&ロールと、外→中→中と外→中→外のパターンでしょうから、どうしてもポストにいるビッグマンを経由してから、ペジャへパスとなるんではないかと。
そういう意味では、ブラミ・ラヒムが起点になって以前のようなオフェンスシステムを展開できれば、
ペジャ復活の可能性はかなり高いと勝手に思ってます。
ラヒムのパス技術がどの程度が分かりませんが・・・。(少なくともウェバー以上ということはないでしょうね・・・)
やはりそれにはラヒム・ボンジのフィット(理解力、アンセルフィッシュさ等)が不可欠ですね。
あとはハートにかなり期待しています。
mugiさんがおっしゃるようにシュート力不足となると、対アデルマンという意味で不安ですが、
昨年の成績(25.5mpg、9.5ppg、5.0apg)をみると、
ビビーのバックアップとしては十分かなと思うんですよ。
ポジティブ編でキングスファンを癒してくださ~い
投稿情報: arcoman | 2005年9 月29日 (木) 18:47
お久しぶりです。mugi様、お元気でしょうか?
暗にそこはかとなく、思い描いていた不安を、活字で表して頂くと、痛いです(苦笑)
1シーズン通す内に、この中のいくつかは多分、出てくるのでしょうか…。
た、楽しみ?ます。
投稿情報: Mia | 2005年9 月30日 (金) 22:57
arcomanさん
どうもー!いらっしゃいませー!&レスが遅れて本当にスイマセン・・。
いや、あくまで「ネガティヴ編」なんであまりむやみに心配なさらぬようお願いします(苦笑)
ただ、ディフェンスとサイズに関してはかなり真剣に危惧はしてますけどもねぇ・・・。
ビビーやペジャはディフェンスを立て直す必要性をこのオフ何度か口にしてますから、そこに期待ですかね・・。
オフェンスに関してはarcomanさんの意見にほぼ同意でございます。
「ポジティヴ編」のネタバレになっちゃうんでアレなんですけど(苦笑)。
ペジャとディバッツ、ビビーとウェバーというベストパートナーがそれぞれにいましたからね、そしてディバッツとウェバーを失った昨シーズンはトレードや故障による混乱状態で実質ペジャとビビー(と、ブラミ)がともに良い状態でプレーする事は皆無でしたから、「あえてネガティヴサイドに立ってみた」とはいえ、昨シーズンだけを見て評価を下すのはフェアじゃないと我ながら思います(苦笑)
オフェンスがどう機能するかは来季を見てみないとなんとも言えないでしょうね。
ハートはねぇ・・能力的には何の心配もしてないんですけどね。
懸念はただただアデルマン。この1点に尽きます。
Miaさん
どうもどうも!お久しぶりッスねー!!ボビートレードのショックは癒えましたでしょうか?
ネガティヴなポイントを抜き出して強調したんで不安に感じられるかもしれませんけども、どのチームにだって多かれ少なかれ心配な点はあるもんですから。
SAぐらいのもんじゃないですかね不安は故障者ぐらい。ってチームは。
まあ、このどっちにい転がるかわからないハラハラ感も楽しみの一つってことで。
だってほら、想像してみてくださいよ。これでシーズンに入ってキングス絶好調!!だったら最高に気持ちよくありません?(笑)
投稿情報: mugi | 2005年10 月 2日 (日) 15:26