~前項からの続き~
もうひとつ気になるのはどうもこのトレードがマルーフサイドの意向を受けて行われた可能性が高いものであるということ。
INDのウォルシュGM(だっけか?)のインタビューを読むと、LAC(マゲッティ)、LAL、GSとのトレード話が次々と流れたところでペトリーから連絡が入ったらしいです。「うちのオーナーがアーテストを欲しがってるんだけど、どう?」みたいな感じで。
確かにその後アーテストが揺れてトレードの行方が不透明になったときもマルーフが積極的に発言、参加してましたね。
これまでペトリーに対して「金は出すけど口は出さん(いや、最近ケチってはいるけど)」的スタンスを貫いてたマルーフが進んで交渉に介入してた姿はかなり奇異に見えた事は事実です。
まあ、実際のところはわからんですけどね。キッチリ意思の統一は出来てたのかもしれませんし。
ただやはり結果が全ての世界ですからねぇ・・そして今シーズンのここまでを見れば結果的にチーム編成の責任を負うペトリーが責められても仕方のないところです。
そこまでの状態ではなくても磐石だったマルーフのペトリーへの信頼度のダウン、ペトリーの発言力の低下って事態が進行してるであろう事は容易に想像できますしね。
マルーフはこうも言ってます。「我々はギャンブラーだ(カジノのオーナー)。そして我々はアーテストに賭けた。」
「いやいやいや(苦笑)ペトリーの判断なら俺も賭けに乗るけど、お前ら素人の賭けには乗れんわい!リスクが高すぎるわ!」ってペトリー支持者の私は言いたくなっちゃいますけどね。
・・・でもね、よくよく考えてみると、そうボロ糞に言うほどひどい判断だとも思えないのも事実です。
もしペジャ⇔アーテストというこのトレードが昨シーズン、一昨シーズンに行われていたら私は大激怒してますよ。
「なに考えてんだ?ボケてんのか?」って(苦笑)
劇薬ですからねアーテストは。上手く行けばこれ以上の補強はないでしょうキングスの抱える弱点をことごとく埋めることの出来る選手ですから。
ただチームをメチャクチャにぶち壊す可能性も持ってる選手なわけで。
昨シーズンまでのキングスにそこまでのリスクをとる必要性ってのは無かったと思いますしね。
逆に今はアーテストという劇薬を注入するには最高のタイミングじゃないかとも思えてしまうのです。
このトレード後ファンの反応を知りたくて色々見て回りました。
その中で印象的な意見が2ちゃんねるに。
「哀しいかな壊されて困るチーム状態じゃないし
ペジャなんてどのみちいらなかったんだから
ローリスクハイリターンのギャンブルってとこかな 」
・・・まあ、口は良くないですがそこは2ちゃんねるだってことで(苦笑)
実を言うと私も似た感想を持ってます。
「ドアマットに落ちる」ことをローリスクと取るか、ハイリスクと取るか?は、かなり意見が分かれそうですけど。
乱暴な言い方をすれば
「ダメだったらぶっ壊しちゃえばいいじゃん、オデン取ろうぜオデン。アーテストで上手くいけばウッヒョーだし。どのみち行き詰まりは明らかだったんだしさ。」
・・・ん~・・・乱暴すぎますね(苦笑) でも、そうも思うのですよ。いや言ってて心乱れはするのですけども。
前項で「ペジャ⇔ドラフト指名権orペジャ+ケニー⇔今シーズンで契約の切れる高額選手」が私の理想だったって書きましたが、これって非常に後ろ向きというかシーズンを捨てる考えのもとに立った案なんですよね。
「そうする前にもうひと勝負」ってのが今回のトレードの意味なのかな・・・とも思いますねぇ・・。
・・・・と、もうすぐ@BOSがはじまりますね、続きはまたのちほど。
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