前項の終盤では昨シーズンのマーティンのスタッツの立派さを称えてたわけです。
その数字と若さ、人格面、大きな故障歴が無いことなど彼の付加価値を考えればあのややオーバーペイドとも思える契約も仕方なかろうかと。
ただ、その「数字」が、彼の場合は言い方は悪いですが曲者的な面もあるかなあというのが昨シーズンの彼に対しての私の正直な思いです。
あくまでも私見ですが、数字は立派だけども実際の試合を見るとその数字ほどは印象が残らない試合が非常に多かった気がするのです。抽象的な言い方で申し訳ないのですけども。
なんと言えば良いのだろ?ゲームを支配する力がまだないと言うのかそういうタイプではないと言うのか。
やはりまだまだだと思うんですよね。なんか偉そうで嫌な言い方なんですけど。
数字以上の影響力をチームやゲームに及ぼす選手にはなれていないのではないかと。一流と呼ぶにはまだ早い。って感じ?
以上のような感想は昨シーズンの彼に対しては「贅沢」な不満と言えるのかもしれません。
なんせ、スターターに定着して一年目の選手ですからね。
しかしこれからはそうは行かないわけで。ファンの彼を見る目はこれまでとは比較しようもないくらい厳しいものになるでしょうし。
そしてもうひとつ彼に要求したいのはディフェンス面での進歩。
もともとそんなに悪いほうではないはずなんですが、昨シーズンは??を付けたくなるシーンが多々ありましたからねぇ。
彼がディフェンス面でレベルアップしなければマーティン、ビビーを中心としたキングスバックコートのディフェンスは昨シーズン同様リーグ最低レベルになってしまうでしょう。まあ、インサイドはそれに輪をかけてアレだったりもするわけなんですが(泣笑)
と、ネガティヴな面を考えてくとやっぱあの契約はムチャクチャじゃーん!ふざけんな!って事になってくるんでしょうけども、前項最初に書いたとおりそこまでの感情は私には無いんですよね。
私がそう感じるもうひとつの理由はチーム状況の変化。
昨シーズンが開始して間もなくの頃、マーティンとの契約についてここで書いた事がありました。
基本的に考えは変わってないんですけどね。
スイングマンに金かけすぎるな!後で困るぞおー!
とりあえずビッグマンだろビッグマン!という(ザックリしすぎ)
ただ、今紹介した項で書いてる事の前提として「ビビーとアーテストの残留」と当時まだ完全リビルドに入ったほうが良い状態だとはいえなかった為、「大物ビッグマンはなんとかFAで」という考えがあったんですよね。
皆さんご存知の通り状況は大きく変わりました。
ここまでのキングスの動きを見ればシビアな言い方になりますが、キングスがアーテスト&ビビーと将来を共にするつもりがあるとはとても思えないですね正直な所。
アーテスト、ビビーとの契約延長がないとすればマーティンのサラリーupによる負担増はそれほど気にしなくてもいいのかもしれません。
逆に今の選手たちの契約が次々と切れ、キングスにとって大きな勝負所になってくるのではないかと思われる二年後、三年後のオフにマーティンはキングスに残っている公算が大なわけです。
1stオプションとしてはやや頼りないながらもその性格やプレースタイルから理想的な2ndオプションの選手に成長中のマーティンをキープする。というのはそんなこんなを考えればそれほど悪い考え方だとは私には思えないんですよね。
キングスが彼をフランチャイズビルダー的に考えていないことは最初に提示したと言われる4300万という提示額からも明らかです。
そっからなんで5500万に上がるかね??とは思うんですけども、それはねぇ・・仕方ない部分もありますよ。だってマーティンにはリビルドに付き合ってもらわなきゃならん可能性が高いわけですから。
ビッグマーケットでもなく勝てる保証もないチームが有望な選手を引きとめようとすればこういう額になっちまうのも理解できなくはないところです・・・って言ってて悲しくなってきたわ!(苦笑)
とまあ、グダグダと書いてきたんですけども、どうも上手く言えた気がしねえな(苦笑)わかってもらえたかしら?
とにかく大きな怪我をしない事!そして今の方向のまますくすくと伸びてくれい!と。
そして間違っても高額契約にとち狂って我がまま打ちまくりエースにはならないでくれい!と。
・・・・って、そんな事態になる可能性が低い選手だということがマーティンの最大の美徳であり、この契約を他チームのファンが思うほど不安に私が感じてない理由でもあるんですけどね。
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