【キー局では報道されないタシィ・ツゥリンさんの記者会見】
その一 http://jp.youtube.com/watch?v=hsaHMvJ25fU
その二 http://jp.youtube.com/watch?v=Nt6iMpwIuHk
関西ローカルの番組です。
タシィ・ツゥリンさんとは、長野の聖火リレーで福原愛選手の前に飛び出したあの人です。
「なぜか」関東(=全国キー局)では全く記者会見は流されませんでしたけど。
というか、釈放された事も知らなかった人も多かったんじゃないんでしょうかね。
20日間という明らかに異常な長期拘留を長野県警はタシィさんに対してしてたんですが。
もちろん、大手メディアは見事にスルーですよ。
・・・・・・あのね、今回のタシィさんの件だけじゃないんですよ。チベットの事が起こってからこっち、ず~~っっとこうなんですよ。
チベットの事やそれにまつわる問題については関東の人間は完全に「情報弱者」ですよ。
スポンサーを経由した中国からの圧力?オリンピック放送を前に中国への配慮を優先した?
それとも例の「日中記者交換協定」ってヤツ?
なんでもいいけどね。こいつらが糞なのは改めてよ~く判ったから。
不況にあえぐ関西のメディア。「終わった。」とも言われるラジオ。
これらのメディアは今回のチベット、聖火リレー騒動の中で見事にジャーナリストの魂というものを見せてくれました。
それに比べて大手のメディアは???
目先の利益の為に利口に立ち回り上手くこの場はやり過ごせたつもりかもしれませんが、今回の事でどれだけ多くの物を失ったのか後々思い知る事になるでしょう。
死に向かって着実に歩を進めたのは本当は誰なのか?自分の首に手をかけてその指に力を込めつつあるのは本当は誰なのか?っちゅう話ですよ。
でもって続き!
聖火リレーゴール地点の若里公園で、紹介した日記にあるようにチベット支持者側は警察によって隔離された状態になりました。
聖火走者も見えない、TVにも映らないところでもうひたすらに叫ぶしかない状態になっちまったわけです。
もう、悲惨でしたよ。だっていつ聖火ランナーがゴールしたかもわかんないんですもん(苦笑)
そのうち雨が振り出して雨脚はどんどん強くなりついには土砂降りに。
その日の長野の気温は6℃。体感はもちろんもっと低かったッスね。
そんな中2時間以上叫び続けてました。
後々考えてみるとそうした警察の処置も(千歩ぐらい譲ってみれば)わからなくはないんですけどね。
まさかゴール地点で大乱闘なんて映像を世界に流したくはないでしょうし(苦笑)
でも、やっぱその時は私も屈辱感と無力感に苛まれました・・日記の彼のように。
しかしそんな時目の前にいる在日チベット人の方が嬉し泣きしながら集まった日本人に感謝してるのを見て驚くと同時に猛烈に自分が恥ずかしくなりましたよ。
人数で中国側に圧倒され、警察にしてやられてこんな公園の片隅に追いやられて。しかも土砂降り。
負け戦要素テンコ盛りですよこんなもん。
それでもこんなに嬉しそうにしてるなんてこの人達はどんだけ今まで孤独だったのかと。どれだけ声を上げても無視され続けてきたのかと。
そして俺は今までなにをやっていたのか?と。こんな事ぐらいでなにを凹んでいるのか?と。
その瞬間私は「ああ、これはライフワーク覚悟だな。」と腹を括ったですよ。
少なくとも俺はこの人達に二度とこういう孤独を味あわせない為に頑張ろうと思いましたよ。
現実は甘くないです。
「おぞましい」とも表現できるスピードで中国はチベット民族をその文化を地上から消滅させようとしています。
ダライ・ラマの年齢。という目に見えるタイムリミットが一つハッキリとあるわけですしね。
ダライ・ラマ後のチベット民族がどの方向に進むのか?は、誰にもわかりませんから。
私個人の感触としては過激な方向に向かってしまう可能性もなくはないとは思います。
それだけ大きい存在なのですよやはり。
「チベットは間に合うのか?」と問われれば私には「わからない。」としか答えようがないですよ。
奇跡は起こらない。劇的に事態は好転しない。
結局のところ中国が内から変わるしか、民主化するしかチベットや東トルキスタンや内モンゴルの人々が救われる道はないと私は思いますから。
それでもね、やるしかねえのですよ。焦らず気張らずコツコツと。
出来る事をやってくしかないのです。
というわけでですね、私も出来る事をコツコツとやっていきます。
手始めとして「このブログではキングスの話題とチベット問題の話題を分ける」と書いた事を撤回します。
書きますよー!キングスのこともチベットのことも!
この問題の根本は結局経済の話でグローバリズムの話で一人一人の意識と消費行動が鍵を握ってる・・って話や、実際のところ現在チベットで何が進行中なのか?って話や、サッポロビールが東トルキスタンで虐殺の片棒担いでるぞ!おい!!とか、言いたい事はまだまだい~っぱいありますから。
でね、キングスについても頑張ります。というか、キングスの事こそ頑張りますよ。
それこそが「私に出来る事」だと思いますから。これからもよろしくお願いしま~す!
と、今回の一連の抗議に参加した人達の話を聞いてると家族をはじめ周囲の理解を得られない。って悩みを訴える声が多かったですねぇ。
う~ん・・まあ、周囲の人の気持ちもわかるんですけどね。
ただ、いわゆる政治活動をしてる意識はないんですよ。「頼むから殺さないでくれ!拷問を止めてくれ!弾圧をするな!差別をするな!」と訴えてるわけでね。
その点、私は恵まれてますよ。
長野に行く前「家族の代表として頑張ってらっしゃい!」と激を入れてくれたうちの奥さんはやっぱカッコいいぜ!と、最後はノロケで締めてみる(苦笑)
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