「なんて都合の良いヤツだ!」と思われそうでアレなんですが、アーテストには感謝してます。いやもうホントに。
告白すると私は06~07、07~08シーズンと2シーズンひたすらに彼の放出を願い続けてはいたのですけど・・・ってやっぱ都合いいヤツじゃん!!(苦笑)
それでもね、05~06シーズンのあのペジャとのトレード後のキングスの熱さ。POでのSAとの熱闘。アレを味わうことが出来たのは外でもない彼のおかげですから。
その後のゴタゴタはアデルマンの不在。ってファクターも大きかったんじゃないかと思いますしねぇ・・。彼に問題がなかった。なんて事はあるわけないのですがそれでも全てを彼におっ被せるのには抵抗があるのも事実です。
そしてアーテストはHOUで再びアデルマンの元で戦う事になりました。
これはこれで良かったんじゃないかな?と、思うわけです。彼にとってはベストなシチュエーションじゃないかと。
心配があるとすればヤオとT-MACという確固とした柱が既にいるHOUにおいて彼が3rdオプションという役割を受け入れられるかどうか?
特にT-MACとのボールのシェアが上手くいくかどうか?ここでしょうかねぇ。
まあいいや!他所の事!
このトレードはキングスにとってもベストに近いものじゃなかったかな?というのが私の率直な感想です。
そりゃあ、欲を言えばきりはないですけどもね。
しかしオフやデッドラインのたびにしつこいぐらい言ってきたようにアーテストを放出する。ってのがまず第一義だったと私は思いますから。
2010オフに向けてサラリーを改善しながらファンにとってはもちろんFA市場に出てくる選手にとっても魅力的なチームにならなければいけないキングスにとって、2009オフまででチームを去ることがほぼ確実であったアーテストがボールを支配しSF、PFでPTを得続ける状況というのは避けなければいけない事態であったと私は思います。
このトレード決まる前にも幾つかアーテスト絡みの噂はありました。
特に熱かったのはMIAとのマリオンを含めてのトレード、LALとのオドムを含めてのトレードでした。
しかし先ほど述べたようにボールのシェアやPTの事を考えれば個人的にはマリオンやオドムという大物選手の獲得に殆ど魅力を感じてなかったのも正直なところです。
ぶっちゃけ、そんなのよりマーティンがチームを背負ってどれだけやれるか見てみたい!ガルシアやサーモンズをもっと試したい!トンプソンやホウズのPTを確保したい!ということの方が未来に向けて大事なことのように思うのですよ。目先の勝利にこだわらないのであれば、ですが。
そしてキングスは何度も言ってるように2010に向けて再建モードに突入し目先の勝利には必ずしもこだわって見る必要のない状態ですから。
そういった意味でアーテストを放出しロッカールームでも良い影響を与える事の出来るボビーとサマーリーグで大いなる可能性を見せて評価を上げたグリーン+2009ドラフトの一巡目指名権。というこのトレードの内容は私的には上々に思えます。たとえ目先を考えれば損でもね。
それに、これは極めて個人的な意見ですが、昨シーズンの序盤や中盤の一時期に見ることのできたアーテストもビビーもいないキングスの魅力的な姿を私は忘れられないのです。
強さ弱さは別にして、ですがw
あのノンストレスなイキイキとガツガツとしたプレーする歓びに溢れたキングスを私は愛して止みません。
そしてそういう魅力を湛えたままキングスには2010オフを迎えて欲しいと私は心から願っています。
そうなる為にもこのトレードは絶対に必要だったと思いますし、来シーズンがヒッジョーに大事だって事になりますね。期待してます。心から。
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