
某大学のミニコミ誌に東トルキスタンについてのエッセーめいたものを寄稿する作業に追われてまして、プレ第一戦の@PORも前半までしかまだ観ることができていないんです。
なーんてね!単にスタッツを見るだけでも眩暈に襲われるようなメルトダウンを起こしたであろう後半を見る気が全くしないので言い訳をしているだけなんですけど!(苦笑)
で、その前半を見た感想なんですけども、「あれ?意外と悪くないんじゃね?」ってのが率直な感想です。特に第1Qは良かったですよ。
とりわけ、オフェンス面においてやろうとしている事が明確に見えた点については評価してもいいんじゃないかと。
って、なんだか評論家めいた嫌な言い方だな(苦笑)
でもまあ、ポジティヴなサインですから。
このゲーム前半のキングスでそのプレーを見てチームとして取り組んでるのを私が感じ取れたのは、オフェンスのテンポアップとボールムーブの改善。
ディフェンスリバウンドやスティールでマイボールにした後、鋭い縦のパス一本で綺麗な速攻を決める場面が何度かありました。
昨シーズンまでだとガルシアやサーモンズがドリブルに入りボールをこねる事も多い場面でしたが、この試合の前半では違いましたね。
また、マイボールになった後のボールを持ってない選手の敵陣へのダッシュもかなりタイミングが早くなりまた徹底していると感じました。
度々サーモンズとガルシアを引き合いに出して申し訳ないのですけども、昨シーズンだともぉーボールが欲しくて欲しくてハーフコートライン当たりで足を止め待ち構えているガルシアorサーモンズ。そしてorアーテスト。って図を良く見ましたから(苦笑)
そしてもうひとつ目立ったのがハーフコートオフェンス時のボールを回そうという意識。
この試合の総アシスト数はわずか10という悲惨なものだったわけなんですが、その大半は前半に記録されたものだったんじゃないかと思いますよ。
いや、ちゃんと数えたわけじゃないんでちょっとわかんないッスけど。でも、それぐらいアシストの意識というものが前半は目立ってたと思います。
って、あくまで「今までのキングスとは比較して」って話ではあるんですけどね(苦笑)
でも、もうひと手間ふた手間かけてフリーを探しボールを共有しようとしてる姿は当然好ましいものに映るわけでね。素直に嬉しかったですよ私は。
ここにブラミが入ればもっとオフェンスの内容が良くなる事は確実でしょうしね。
ただ、そういう1on1過多のハーフコートオフェンスの改善という流れがある中で最もやりにくそうにしてたのがサーモンズ。
実際この試合の彼のスタッツはその苦闘を映し出す形になってしまいました。
でもねぇ・・・昨シーズンも何度かこの事は書きましたが、ここを改善しないとやはりサーモンズという選手の存在価値自体を問わなければいけない事態になってくるであろう事は容易に想像できるわけで。
サーモンズが1on1からドライブしてバスケットへのアタックという彼の最大の武器にこだわりたくなる気持ちも頼りたくなる気持ちもわかります。実際それだけのモノですから。
その気持ちはわかりますが、その最高の武器を生かすためにも個人でなくチームの中でどうオフェンスに参加するか?という道も模索していって欲しいのです。
って、そこを模索してるからこそのプレ第一戦でのあのスタッツなんでしょうけどもね。
もっとエゴを出して我儘にプレーすれば良い数字を出せる事は昨シーズン前半に実証済みですから。
そういった面からもこれからの彼に注目し期待していきたいです。
と、他にも@POR前半で見えたポジティヴポイントを幾つか。
ネガティヴサイド?ディフェンス?なにそれ?見ない見ない!!(笑)
・トンプソンは悪くない。全くもって悪くない。
数字的には今ひとつなデビュー戦だったトンプソンでしたが、動き自体は悪くなかったですよ。
特に目についたのはその走力、クイックネス。足はええええwwww
あのサイズであれだけ走れるのは相当なセールスポイントでしょうね。
ディフェンスの動きも悪くなかったですしオフェンスでも視野の広さやそのセンスを感じさせてくれる場面もありました。
反省点としてはまずはなにはなくともファールトラブル。これでしょうね。
貴重な経験の場なのですからそれを奪ってしまうファールトラブルにはこれからも気をつけて欲しいです・・・・が、それで彼の大きな美点のひとつであるアグレッシヴさが失われてしまうのもちょっと・・・悩ましいところではあります。
もうひとつは彼も試合後反省してたようにインサイドで今ひとつ戦えなかった事。
ってまあ、オデンにプリズビラがドカンと居座っているという同情点といえば同情点と言えなくもないところもありはしましたけどねぇ・・。今後に期待ですな。彼も反省してましたし。
・ガルシアがリーダー!暑苦しいくらい!(笑)
ガルシア、張り切ってました。・・・っていつもの事だけど。
フロア上でもベンチでも試合後のコメント(「ルーキー達に積極的にアドバイスをして良い方向に導く役割を務めたい」)でも自覚に溢れてましたね。頼もしい限りです。
もうひとりやたらベンチで元気な選手がいたんですけど、あれ誰だろ?
映像が不明瞭でちょっとわかんなかったんですよね。
キャラ的にグリーンじゃないかとは思うんですが。一体コイツは・・・(笑)
他にもホウズが親友ベイノに愛ある雷を落とされたよー!事件とか書きたい事はあるんですけども、間もなく第二戦が始まりそうなんでここらへんで。
キングスは若いチームです。二歩退がってもイイ!彼らには可能性がありますから。
その次の機会に三歩進めばそれでいいんですよ。
と、今日の第2戦の出場が濃厚なマーティンの素晴らしい記事があったんで最後に。
・・・・なんつーかね、こういう人として素晴らしい選手がチームのしかも期待のエースにいるってのはある意味幸せな事だと強く思いますよ。このメールの文面から滲み出る素朴な優しさや誠実さといったら!
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