
ここ数日ウェバーの件で頭が一杯で・・・って事はもちろんなく
のんきにアジアカップを見たりなんかしてました。いや~凄いっすね代表。
あれだけ不利な条件下であれだけタフな戦いが出来るとは・・・。
メンタルの強さが強く印象に残りました。数世代前の代表チームでは考えられなかった事ですね。
「アジアでは負けられないし負けるわけがない。」という自負、自信から来るものに見えました。
これがまた世界が相手だと違ってくるんでしょうけどね。
少なくともアジアの中では「勝者のメンタリティ」を持ってるんだなあと。
ただ、決勝の中国戦、その後のW杯予選もすんなり行けるかっつーと、それはわかりませんけど。
メンタル面でのアドバンテージだけで勝ってる印象も受けますし。(苦笑)
でもギリギリの戦いになってくるとこのメンタルってヤツが勝負の行方に重大な影響を及ぼすことはあのLALとのシリーズをはじめ数々の辛酸を舐めてきたキングスファンなら十分承知してることでしょう。
で、本題のウェバーのインタビュー。
彼が言いたかったのも結局そういうところなんだろうとは思いますが・・。
インタビューの要点としては
1、現在の膝の状態
今のところ悪くはないみたいですね。ただ、今は膝を休ませてる状態だから当然か?
2、アルコでブーイングされたことについて。
深く傷ついたと。「人生観が変わった。」とまで言ってました。
自分はサクラメントに忠実だったのに(ファンに)裏切られたと。
3、ミネソタとのシリーズ終了時のチームメイト批判について
撤回する意思は無し。
PO中でも練習時間ギリギリに来る、
態度に真剣さが無かったと改めて厳しく批判。
ペジャの事を指してるのだろうと思われてたわけですがそれは完全否定。
その他のチームメイトについても名前を挙げながら否定。
名前が出なかったのはディバッツとブラミ・・・。
おそらくディバッツのことか・・・・??
4、これからの、そして今後のロッカールームについて
今までのロッカールームは彼からすると「のんき過ぎた」と批判。
それで勝てたなら受け入れるが、結果としてリングは取れなかった。
来シーズンからは自分(ウェバー)の色を出して行く。
皆と仲良く冗談を言い合いながら、のんびりする場所でなく
勝つために準備をする場所にする。
5、今のキングスのスタイルについて
選手に自由が与えられているスタイルだがその自由には責任が伴うはず
その責任を果たしていない。
もっとハードにプレーするべきだし、もっとディフェンスにも取り組むべき。
そういう役割をキッチリこなすロールプレーヤーがキングスには足りない。
・・・こんなとこでしょうか。
whateverwebbeさんの解釈もご参照ください。whateverwebbeさんサンクス!
さ~て。どこから突っ込みましょうか?(苦笑)
まずは2。私もあのブーイングはやりすぎだと思ったし心も痛みましたが
そもそもの原因は何か?それは彼のペナルティ。身から出た錆ちゃうんかい!
まあ基本的に怒ってる、悲しんでるというより「拗ねている」んだと私は思ってますが(笑)
来シーズン彼が復活できてアルコのファンも彼を再び受け入れることが出来れば
意外とあっさり解決する問題じゃないかと思ってます。
3については・・ウェバーも言ってますが本当は誰のことだったのか?と詮索してもしょうがないですしね。
たぶんディバッツの事を指しているのでしょうけれども。
ただディバッツのことを擁護するわけではないですが
ウェバー復帰後にチーム状態が悪化、特にそれまで抜群に機能していた
ディバッツ→ペジャのラインがウェバーの復帰、その後のオフェンスシステムの組み換えによって消えてしまい、
オフェンス全体が著しくダメージを受けたのも事実。
PO後のセルモンのマスコミとのインタビューでも語っていましたが
ディバッツとしてはオフェンスをウェバー復帰前の形に戻して欲しかったらしく、
そこら辺で不満が溜まりモチベーションが低下した。って事はもしかしたらあったのかもしれません。
もちろん想像でしかないですし、どんな理由にせよ許される態度ではないとも思いますが。
3,4,5は正論ですね。ウェバーの言ってる事は間違ってないです。
ただ、彼の今までの行動、プレーを見てるとその発言内容にギャップ、矛盾を感じるのも事実。
キツイ言い方をすれば
「オーケー。言ってる事は正しい。でもあんたにそれを言う資格があるのか?」って感じでしょうか。
実際、「ハード」を連呼するウェバーにインタビュアーは「あなた自身がソフトだと言われていることについてはどう思う?」と突っ込まれてました。
ウェバーは「そんな事は聞いたことがない。」と答えてましたが(苦笑)
ってなんかウェバー叩きの展開になってますが、今回のウェバーのインタビューを私がネガティヴにとらえてるか?って聞かれると答えはNOです。
このインタビュー、そして激しい発言はファン、チームに向けたウェバーの「所信表明演説」みたいなもんだと私は考えています。
チームの精神的支柱が去った今、ここでうつむいて黙ってしまうような選手じゃ困りますから。
リーダーシップをとれない、とろうとしないMAX契約選手なんて価値は半減だと思いますし。
「自分はこうしたい、こういうチームにしたい、なりたい。」とはっきり言葉にした事は評価できるのではないかと。
ただ問題はこれまでのままのウェバーだと
「お前が言うかあ?」と感じるファンがいる事実。
「あんたには言われたくない」と感じるチームメイトが出てくる可能性を完全には否定できない事実。
先ほど実際のウェバーとこのインタビューでの発言にギャップ、矛盾を感じる。と言いましたが
来シーズン、そのギャップを埋めることが出来るのか?本当にそんな発言をする資格がある選手なのか?
シビアに問われることになるでしょう。
そこが一番重要なことだろうと思いますし、ウェバーもそれは覚悟の発言だったんじゃないかと思います。
ウェバーがこの賭けに勝てればチームはステップアップも十分可能でしょう。
もし敗れるようなことがあれば、キングス、ウェバーともに「終わりの始まり」が始まってしまう可能性も大です。
そして本人がやり遂げようと気合十分の今、一番の不安要素はやはり膝。
彼の膝がどの程度まで回復するのか?ここに来シーズンもチームの命運はかかってきそうです。
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