
皆さん既にご存知の通り、NBAにとって今オフ最大の焦点であった労使交渉がついに合意、ロックアウトが回避されることになったようッス。
その内容のなかではドラフト年齢制限の引き上げ(事実上高卒ルーキーを不可とする)が注目を集めてるようですが、これはあまりキングスとは関係ないかなあと思います。
SAのポポビッチがスティ-ブ・カーに「私がもし高卒のルーキーを取ろうなんて馬鹿なことを考えてることがあったら、殴ってでも止めてくれ。」って冗談で語ったことがあるらしいですが、これはキングスにも当てはまるんじゃないかと。
ゲーム理解度、シュート力を要求されるキングスのシステムにおいて高卒ルーキーはなかなか馴染むのは難しいでしょうからねぇ・・・もちろん特別な選手はいるでしょうけども。
ってことで、新CBAでキングスに関係が深そうなところを考えていくと
○ 最大契約年数が再契約7年、その他6年→再契約6年、その他5年に。
○ サラリーの上昇率が抑制される。
○ サラリーキャップ額が現行の48%から51%に。
○ トレード時の年俸制限を115%から125%に引き上げ。
ここらへんでしょうか。
まずは最大契約年数とサラリーの上昇率の変更。
これはもう前項でも書いた通り、ペジャの再契約問題に直結しますからね。
以前よりも若干(ホントに若干ですが)リスクは軽減されることになります。
この変更がキングスとペジャの交渉にどのような影響を与えるか?は、まるっきりわかりませーん(苦笑)
もちろん影響が無いわきゃないでしょうけども。まあ、じっくり見守っていくしかないでしょうねぇ。
サラリーキャップの引き上げ。これは素直にキングスにとっては朗報といって良いでしょう。
キングスのようにTAX回避に汲々としてるチームは少しだけ動きが取りやすくなりますからね。
具体的には昨季が約4300万。これが4700万~5000万あたりまで引き上げられる見通しです。
ちょうどミドル枠ぐらい?ここ2年ミドル枠も使わなかった(使えなかった)キングスにとってはやっぱり嬉しい変更です。
で、このミドル枠をもし使うとすればどう使うのか?これについてはポロポロと噂も出てるようっス。あんまりパッとした噂じゃないですけど(苦笑)そこら辺についてはまた次項で。
次にトレード時の年俸バランス制限の緩和。
これもキングスにとっては追い風じゃないかと。
このオフは動くことが予想されますからね。
ただ、心配はペトリーのトレード上手っぷりが警戒されてトレードが成立しにくくなってくるんじゃないか?ということ。言葉は非常に悪いですが、相手チームはことごとく結果的に貧乏くじを引かされてる結果になってますから。
MEMのウェストGM状態?さてどうなることやら。
と、この情報が出た直後にはあくまでも旧CBAのマイナーチェンジか?ぐらいの印象で、それほどオフには影響は無いかもなあ・・と思ってたんですが、とんでもなかったですね。
問題は新設されたこのルール。
「ラグジュアリータックスを支払っているチームはプレイヤーを1名だけ放出でき、そしてそのプレイヤー分のラグジュアリータックスは減免される。」
・・・高額年俸でトレードが難しく、チームの構想から外れ気味の選手の放出がかなり出て来そうですねぇ・・。
実際、NYKからヒューストン、DALからはフィンリーの放出の可能性がかなりシリアスに囁かれてます。
キングスについてはこのルールで放出される選手が出る可能性はかなり低いだろうとは思います。
ウェバーがもしまだキングスにいたらかなり危なかったような気もしますが。
ただ、全くの無関係か?っていうとそうでも無いようで。
というのも、ORLがダグをこのルール下で解雇する可能性がかなり濃厚だと言われてることがあります。
以前、ダグについてはキングス復帰の可能性はかなり低いだろうと書いたこともあるんですが、こうなってくるとちょっとわかんないッスね・・。どうなるんだろ?あまり期待しすぎずに進展を待ちたいですね。
※新CBAの内容はまだ正式に発表されたものではありません。
あくまで報道されたものを参考にしてますので、その正確さは保障できないです。
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